激しくしないで

ミイ「お、オタクくん！　自己顕示激しくしないで！」　

オタク「うるさいですね……」ｼｺｼｺｼｺ

ﾐﾚｨ「あ、あぁ～ッ！」　イライライライライラァラァァ！ 

オタク「はい、今日の自分語りは終わり。お疲れさまでした」 

ミイ「うぅ……あ、あぁ、ムカつくぜ！……」 

数週間前、消えたはずのTwitterに復活を遂げたのだが、『キモオタばかりのTLで日常生活を自分語りしてしまうと大炎上してしまうのでは』 
という懸念の声があり、結果、心の中のオタクくんが定期的にワイのオチンチンから精子をシコシコしてくれるようになった。しかしオタクくんちゃんはなんだかミイのことがキライみたいで、いつもいつも不愛想にTLでシコシコして、顔面キモいキモいなのだった。 

ミイ「トホホ……オタクくんただでさえ臭いのに自分語りシコシコはイタイイタイなんだから……あーあ、どうにかしてオタクくんの精液ピュッピュを常識的でこじんまりとしたものにしてもらえないかな～、ん？」 

夕方なのにオタクくんのTLから明かりが漏れている。

オタク「ｼｺﾞﾄｶﾞ-……ﾀﾞｲｶﾞｸｶﾞ-……」 

ミイ（お、オタクくんが、自分の部屋でネット人形たちを相手に自分語りシコシコの練習をしている！？） 

クソオタク「ふぅ……こんなものですかね……。もっと自分を凄い奴だと思ってもらえるように頑張らないと……」 

ミイ「おいオタク！」　バチーンッ！ 

オタク「ぐぇあッ！？」 

ミイ「お、オタクくん！　ごめんよーッ！オタクくんちゃんは壁に向かって社会復帰の練習してたのにワイはそんなことも知らずに……ッ！ 
　　ハフッ！ハフッ！　チーズ牛丼ちゃんの生乾きのシャツ酷い臭い！」 

チーズ牛丼「ど、ドサクサにまぎれて匂いを嗅がないでください！」 

ワイ「ご、ごめんねチノちゃん……！」 

オタク「べ、別に、自己顕示欲しこしこ練習するくらい普通です……。それが精一杯のコミュニケーションですから……。それに、私はSNSくらいでしか構ってもらえないから」 

ミイ「じ、冗談じゃないよ！　オタクくんのその気持ちだけでミイは胸糞悪いんだよ！　あっ、そ、そうだ！ オタクくん配信するからちょっと来いよ」

オタク「こ、ここですか？」 

ミイ「そう！　それじゃあ今からギター配信するからね！TLにURLドッピュするからね！　ちゃんと受け止めてね！」 

オタク「えっ、えっ？」 

ミイ「ウオーッ！オタクども！ギターやぞ！」ドピュドピュドピューッ！ 

オタクだったもの「ひゃあッ！」ビシャーッ

ミイ「くっ、くつした……！　す、すっごい臭いオタクが出たぁーッ！」 

チノ「ほんとうです……で、でもなんで……？」 

ミイ「それはね……オタクくんの臭いが、ネットを通じて伝わったからだよ！　オタクくんの三日風呂に入ってない臭さがね！」 

風呂に入らないオタク野郎「……」 

ワイ「そう！　だから、コミュ力なんて、二の次なんだよ！　自己顕示欲しこしこは、陽キャにやってもらうより、オタクがしょうもない日常垂れ流すのが一番気持ち悪いんだよ！」 

チノ「き、気持ち悪いって……はわわ……あ、あの……もうちょっとだけ、社会復帰の練習に付き合ってもらってもいいですか？」 

ミイ「もちろん！」 
その後、ワイは一晩中チノちゃんのおててに射精を続けて次の日の朝は起き上がれないほど疲弊していた。 
でもまぁ、その日以来、オタク叩きをするときチノちゃんが耳元で「好きです」とつぶやいてくれるようになったので結果オーライ！　終わり